2024年9月8日 生き残れた植物群落

 一般的にハマボウフウは、地面を覆うように平らに広がっていきますが(周囲が背の高い草地の場合は上にも伸びる)、苗場のハマボウフウは日焼け乾燥防止の簾により風が弱められ、日陰のため、日光を求めて上に高く伸びるように育つようです。
240908 苗場にて

健康によいとされるボタンボウフウ(長命草)もよく育っています。これは、活動資金を少しでも賄うための販売用です。

240908 苗場にて

辻堂海浜公園では、ブラジルヤシがたくさんの実をつけていました。これは美味で、パイナップルとマンゴーを掛け合わせたようなフルーティーでジューシーな味がします。ただ、繊維が多いためたくさんは食べられません。焼酎付けにするとおいしいそうです。ただし、個人責任にて。

240908 辻堂海浜公園にて

県の竹柵工事で絶滅に危機に瀕した約3,000㎡の海浜植物群落は、2列目の竹柵を海側に移動いただいたことで、ほぼそのままの形で生き残ることができました。
240908 辻堂海浜S22にて

生き残った海浜植物群落の中に、この神奈川県絶滅危惧ⅠB類のビロードテンツキが生きています。
240908 辻堂海浜S22、23にて

1列目の竹柵のそばにあったビロードテンツキはいくらか可能な範囲で移植しましたが、ぎりぎりに残っていたものは崖がくずれ、なんとか生きながらえています。
240908 辻堂海浜S23にて


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